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本記事について
「会議で『少し聞こえづらい』と言われてから、ずっと気になってる」——そういう声をよく聞きます。ノートPCの内蔵マイクは、タイピング音も、エアコンの音も、全部拾う。相手にとっては、ざらついたノイズの中から声を聞き出すような状態になっています。
ヘッドセットに替えるだけで、それが一気に変わります。自分の声がくっきり届くようになるし、相手の声も聞きやすくなる。Web会議の質感が、体感でわかるレベルで上がります。
この記事では、在宅ワーク・Web会議向けのヘッドセットを7本選んで、有線・ワイヤレス・価格帯ごとに整理しました。「何を基準に選べばいいか」も先に解説するので、迷わず自分に合う1本が見つかるはずです。
なお、Web会議の音声だけでなく映像・照明も気になる方は、ウェブカメラのおすすめ記事もあわせてどうぞ。
【比較一覧】Web会議向けヘッドセット7選
まず7本を一覧で確認してください。詳しいレビューはこの下のセクションで。
| 商品名 | 接続 | タイプ | マイクNC | 価格帯 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| ロジクール H390r | USB-A有線 | 両耳 | あり | ¥3,455 | コスパ重視・初めての1本 |
| Jabra Evolve 20 SE MS Stereo | USB-C/A有線 | 両耳 | あり(マイク側) | ¥4,980 | Teams認定・Microsoft環境 |
| ロジクール H540r | USB-A有線 | 両耳 | あり | ¥6,000 | 長時間着用・音質重視 |
| KENWOOD KH-M700-B | Bluetooth | 片耳 | あり | ¥8,772 | 片耳で周囲音も拾いたい |
| Jabra Evolve2 40 SE UC Stereo | USB-C/A有線 | 両耳 | あり | ¥14,801 | ビジーライト付き・集中モード |
| ロジクール Zone Vibe Wireless UC | BT+USBレシーバー | 両耳 | あり | ¥19,598 | ワイヤレスで本格ビジネス |
| Shokz OpenComm2 2025 Upgrade | Bluetooth 5.1 | 骨伝導 | あり | ¥22,880 | 周囲の音を遮断したくない |
ヘッドセットの選び方|4つのポイント
有線 vs ワイヤレス|在宅なら有線が安定
固定席で使うなら、有線(USB接続)を選んでおくのが正直なところ無難です。接続が切れる心配がなく、バッテリー残量も気にしなくていい。会議中に「電池切れ」でひやっとするリスクがないのは、地味だけど大きい。
一方、ワイヤレスが向いているのは「立ち上がって資料を取りに行きながら話す」「リビングと書斎を移動しながら使う」など、物理的に動く場面が多い人。ケーブルレスの快適さは確かにあります。ただしBluetooth接続は環境によって音が途切れることもあるため、会議品質を最優先にするなら有線+ワイヤレスの順で検討するのがおすすめです。
片耳 vs 両耳|集中したいなら両耳、周囲の音も拾いたいなら片耳
Web会議メインなら両耳が基本です。相手の声に集中できるし、外音が入りにくいのでノイズも減る。
片耳は、電話対応が多い職種や、「家族の声も聞き取りながら仕事したい」という状況に合っています。ビジネス用のBluetooth片耳ヘッドセットは、長時間つけっぱなしでも疲れにくい設計になっているものが多いです。
接続方式(USB-A / USB-C / Bluetooth)
デスクトップPCがメインならUSB-A、最近のノートPCや薄型PCならUSB-Cが直接刺さって便利です。最近はUSB-C/A両対応のケーブルが付属している機種も増えているので、買い替えてもそのまま使えます。
BluetoothはPC側のBTが安定しているか確認が必要です。不安定な環境向けには、Bluetooth+USBレシーバー両対応の機種(Zone Vibe Wireless等)を選ぶと、レシーバーをPCに挿す方式でBT接続より安定した環境を作れます。
ノイキャン(マイク側)の有無
ここで一つ整理しておきたいのが、ヘッドセットの「ノイズキャンセリング」には2種類あるという点。
- マイク側NC: 自分の声だけをクリアに送り、周囲の雑音を相手に届けにくくする機能。Web会議ではこちらが重要
- 受話側ANC: 自分が聞く音の外部ノイズを電子的に消す機能。ワイヤーイヤホンや高級ヘッドフォンでよくある機能
エントリー〜中堅クラスのヘッドセットは「マイク側NC」が主流。「ノイズキャンセリング付き」と書いてあっても、受話側ANCが付いているとは限りません。商品ページで確認してから購入するのが安全です。
【有線】おすすめヘッドセット3選
安定重視・コスパ重視の方はまずここから。USB接続でドライバー不要、挿すだけで動くのが有線の強みです。
ロジクール H390r — コスパ重視の定番入門機

- 接続: USB-A(プラグ&プレイ・ドライバー不要)
- タイプ: 両耳ステレオ
- マイク: ノイズキャンセリング付き・調節可能ブーム
- コントロール: インライン(ケーブル上)で音量・ミュート
- 対応プラットフォーム: Zoom・Teams・Skype等に互換性あり(公式記載)
- 価格: ¥3,455前後
「まずヘッドセットを試してみたい」なら、この価格帯で選ぶのがいちばん合理的です。USB-Aを挿すだけで認識して、ソフトウェアのインストールも不要。
パッドはレザー調で、長時間着用しても蒸れにくい設計。インラインコントローラーは手元に来るので、会議中にミュート操作がしやすい。内蔵マイクと比べると、声のクリアさは明確に上がります。
向かない人: 音楽をよく聴く・音質にこだわりがある人には物足りなさを感じる可能性があります。Web会議特化と割り切って使うのがベターです。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
Jabra Evolve 20 SE MS Stereo — Teams認定でビジネス現場に安心

- 接続: USB-C / USB-A両対応(本体1本でどちらも対応)
- タイプ: 両耳ステレオ
- マイク: アクティブノイズキャンセリング付き
- 受話側: パッシブ遮音設計(カップで物理的に外音をブロック)
- Teams認定: Microsoftの認定テストクリア済み
- 保証: 2年間
- 価格: ¥4,980前後
「マイクのノイズキャンセリング」という点では、この価格帯でもっとも機能が充実しているモデルのひとつです。周囲の話し声や雑音をブロックして、自分の声だけを相手にクリアに届けます。
受話側は「耳を覆うカップ設計で周囲の雑音を物理的にブロックする」パッシブ遮音です。電子的に外音を打ち消す受話ANCとは異なりますが、静かな環境で会議するには十分な遮音性があります。
USB-CとUSB-Aの両方に1本のケーブルで対応するのも地味に便利。PCを買い替えてもアダプタなしで使えます。
向かない人: 受話側の電子ANCで外音を積極的にシャットアウトしたい場合は、上位モデルが必要です。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
ロジクール H540r — 音質と快適さを長時間キープ

- 接続: USB-A
- タイプ: 両耳ステレオ
- マイク: ノイズキャンセリング付き(格納可能な回転ブーム)
- ドライバー: レーザーチューニング済み・内蔵イコライザー搭載
- コントロール: 右イヤーカップのオンイヤーボタンで音量・ミュート
- 保証: 2年間
- 価格: ¥6,000前後
H390rよりワンランク上の音質を求めるなら、H540rが選択肢に入ります。レーザーチューニングされたドライバーと内蔵イコライザーにより、音楽を聴いてもそれなりに満足できるレベルの音が出ます。
コントロールがイヤーカップ上にあるのも地味に便利。ケーブル上のインライン操作だと手探りになりがちですが、耳の横のボタンは会議中にすぐ操作できます。イヤークッションもソフトな素材で、長時間着用での疲れが少ない設計です。
向かない人: USB-Aのみ対応なので、USB-Cしかない薄型ノートPCにはアダプタが必要です。接続ポートを確認してから購入を。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
【ワイヤレス・ビジネス】おすすめヘッドセット2選
有線から一歩進めたい、またはビジネス向け機能が欲しい方向けの2本です。
KENWOOD KH-M700-B — Bluetooth片耳でハンズフリーを実現

- 接続: Bluetooth(マルチポイント対応)
- タイプ: 片耳(左右両耳対応・フレキシブルイヤーフック付属)
- マイク: 高性能MEMSマイク×2搭載 + Qualcomm cVcテクノロジー
- 受話: アクティブノイズキャンセル機能搭載(受話側ANC)
- 連続通話: 約7時間(NC OFF時)・待ち受け約164時間
- 価格: ¥8,772前後
7本の中で片耳Bluetooth対応はこれ1本。「会議に出ながら、もう片方の耳で家族の声も聞きたい」「電話対応が多い仕事で、ずっとつけっぱなし」という使い方に向いています。
Qualcomm cVcテクノロジーによるマイクのノイズ除去は、ビジネス向けを謳うだけあって本格的。受話側にアクティブNCも搭載しているため、通話相手の声がクリアに聞き取れます。マルチポイント対応なので、スマホとPCを同時接続して切り替えられます。
向かない人: Bluetoothの特性上、周囲の電波環境が悪いと接続が不安定になることがあります。重要な会議が多い場合は有線を併用する方法も検討を。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
Jabra Evolve2 40 SE UC Stereo — ビジーライトで「会議中」を周囲に伝える

- 接続: USB-C / USB-A両対応
- タイプ: 両耳ステレオ
- マイク: 3マイク構成 + 高性能ノイズキャンセリング
- スピーカー: 40mmドライバー・音漏れ耐性設計
- ビジーライト: 通話・ミーティング開始時に赤く自動点灯
- 保証: 2年間
- 価格: ¥14,801前後
在宅勤務で同居家族がいる環境で使うなら、ビジーライト機能は思った以上に役立ちます。ヘッドセットが赤く光っている間は「今は話しかけないで」という合図になるので、会議中に声をかけられる回数が減ります。
マイクが3本構成で、バックグラウンドノイズの除去精度も高め。音質も40mmドライバーで聞き取りやすく、ノイズを遮断するイヤークッション設計も合わさって、集中して会議に入れる環境が作れます。
向かない人: 有線のみ対応。ケーブルなしで動き回りたい場合は、この後紹介するワイヤレスモデルが向いています。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
【高単価・本格派】おすすめヘッドセット2選
1日中ヘッドセットをつけて仕事する方や、通話品質に妥協したくない方向けの2本です。
ロジクール Zone Vibe Wireless UC — Bluetooth+USBレシーバーで接続安定

- 接続: Bluetooth + USBレシーバー両対応(2台同時接続・切り替え可)
- タイプ: 両耳オーバーイヤー型
- マイク: ビームフォーミング + デジタル信号処理(DSP)搭載
- スピーカー: 40mmドライバー
- 対応: Zoom・Google Meet・Google Voice認定済み
- 管理: ロジクールSync対応(法人向け一括管理)
- 価格: ¥19,598前後
Bluetooth接続はもちろん、付属のUSBレシーバーを挿すことでワイヤレスながら有線に近い安定性が得られます。「Bluetoothだと心配」という方はレシーバーを使えばいい、という選択肢が持てるのはこのモデルならではです。
マイクはビームフォーミングテクノロジーで自分の声を拾い、背景ノイズを除去。オーバーイヤー型の低反発パッドで、長時間つけていても耳への負担が少ない設計です。一般的なオーバーイヤーヘッドフォンより軽量というのも実際に着けてみると差を感じやすい部分です。
向かない人: 受話側の電子ANC(ノイズキャンセリング再生)を求めている場合、このモデルはマイク側NCがメインです。音楽試聴でANCを使いたい方は別途確認が必要です。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
Shokz OpenComm2 2025 Upgrade — 骨伝導で「耳を塞がない」ビジネスヘッドセット

- 接続: Bluetooth 5.1(最大30m接続範囲)
- タイプ: 骨伝導(耳をふさがない)
- マイク: DSPテクノロジー + ノイズキャンセリング
- 連続再生: 通話最大16時間・音楽最大8時間
- 急速充電: 5分充電で約2時間の通話
- 防水: IP55防塵防水
- 価格: ¥22,880前後
骨伝導は、耳の穴に何も入れず、こめかみ付近の骨に振動を伝えて音を聞く仕組みです。耳を完全に開放した状態で使えるので、会議しながら玄関インターホンの音も聞こえるし、家族に話しかけられても「え、何?」とならない。この開放感は、他のヘッドセットでは出せない体験です。
DSPテクノロジー+マイクNCの組み合わせで通話音質も実用的なレベルを確保。急速充電(5分→2時間)も、毎日使う場面では助かる機能です。
向かない人: 骨伝導は耳を塞がないため、周囲の音が常に聞こえます。「静かな環境で集中して会議したい」「外音を完全にシャットアウトして音楽を聴きたい」用途には向きません。通話品質も骨伝導の特性上、耳を塞ぐタイプのヘッドセットとは聞こえ方が異なります。
※価格は変動します。最新は各リンク先でご確認ください
よくある質問
ヘッドセットとイヤホン+マイクはどっちがいい?
Web会議なら一体型のヘッドセットの方が扱いやすいです。ボタン操作やミュート切り替えが一か所にまとまっていて、会議中に迷わない。ワイヤレスイヤホン(AirPods等)でも通話はできますが、マイクの集音力やノイズ除去性能はビジネス用ヘッドセットの方が本来の用途に最適化されています。
ノイキャンヘッドセットは会議中ずっと付けていても疲れない?
マイク側NCは自分の声を拾う機能なので、着用している側には疲れの原因になりません。受話側ANCがある機種の場合、圧迫感を感じる人もいます。エントリー〜中堅クラスは受話ANCがないものが多いので、「長時間着用で疲れにくい」観点ではむしろ問題になりにくいです。イヤーパッドの素材と締め付け感の方が快適性に大きく影響します。
ZoomやTeamsに対応している?
USB接続のヘッドセットは、基本的にどのビデオ会議アプリでも動作します。ドライバー不要で挿すだけで使えるUSBタイプは特に問題が起きにくい。Jabra Evolve 20 SE MS StereoはTeams認定を取得しており、Microsoft環境での動作が保証されています。Zone Vibe Wireless UCはZoom・Google Meet・Google Voiceの認定取得済みです。
1万円以下でも音質に差はある?
Web会議の「音質」は、主にマイクのクリアさと相手の声の聞こえやすさの2軸です。¥3,000〜¥6,000台でも、内蔵マイクとの差は明確に出ます。1万円を超えると、ドライバーの品質や遮音設計が上がり「長時間使っても疲れにくい」「マイクの収音精度がより高い」という方向に差が出てきます。Web会議専用なら¥6,000前後で十分な人がほとんどで、¥1万を超える出費が必要になるのは毎日長時間使う人・音質に強いこだわりがある人です。
Web会議の音声を改善するならセットで揃えたい周辺機器
ヘッドセットで音声環境を整えたら、次は「映像」と「照明」も合わせるのが、Web会議のトリオ完成形です。
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「映像=ウェブカメラ・照明=モニターライト・音声=ヘッドセット」この3点を揃えると、Web会議での印象が別物になります。どれか一つを変えるだけでも差は出ますが、3点そろえると相手側に「この人、環境整えてるな」と伝わります。
まとめ|どれを選べばいいか迷ったら
7本から一本を選ぶなら、ロジクール H390r(¥3,455)を最初の選択肢として推します。USB-Aを挿すだけで動いて、ノイズキャンセリングマイク付き。内蔵マイクからの乗り換えとして、費用対効果がいちばん高いです。
会議の頻度が高い・長時間使う・在宅環境をしっかり整えたいなら、Jabra Evolve2 40 SE(¥14,801)のビジーライトと3マイク構成は、毎日の仕事品質を底上げしてくれます。
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