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「モニターつないだらUSBポートが埋まって、マウスとキーボードを抜き差ししながら仕事してる……」
在宅ワーク歴が少し長くなると、多くの人がここで詰まる。ノートPCのUSB-Cポートが1〜2口しかないのに、接続したいものだけで5本以上ある。そのたびにケーブルを引っこ抜くのは、地味にストレスが溜まる。
解決策はUSBハブかドッキングステーション。ただ、種類が多くて何を選べばいいかがわかりにくい。「安いハブで十分なのか、それとも1万円以上のドックが必要なのか」と迷って、そのまま購入を先送りする人も少なくない。
この記事では、在宅ワーカー目線で実際に流通している7製品を比較した。予算3,000円のコンパクトハブから25,000円超のThunderbolt 4ドックまで、用途別に「これを買えばいい」という結論を出している。
本記事について
結論: まず何を選べばいいか
先に結論を出しておく。在宅ワーク用なら、使い方で次の5つに絞れる。
- 端子を増やしたいだけ → Anker 332(5-in-1)。3,000円前後と今回の7製品で最も安く、HDMI・USB-A×2・PD充電がまとまる
- 有線LANと4K@60Hzも欲しい → UGREEN Revodok 107(7-in-1)。ギガビットLANとSDカードスロットまで入って3,000円台
- デュアルモニターを安く試したい(Windows) → UGREEN Revodok 206(6-in-1 Dual HDMI)。Macでは拡張表示にならない場合があるので要注意
- Macでデュアルモニターを拡張モードで使いたい → UGREEN Revodok Pro 209。DisplayLinkドライバーのインストールが前提になる
- Thunderbolt 4対応PCで妥協したくない → Belkin Thunderbolt 4ドッキングステーション。PC側にThunderbolt 4(またはUSB4)ポートが必要
価格・ポート数・映像出力の細かい違いは、このあとの比較表で1台ずつ確認できる。
ノートPCの「端子不足あるある」と解決の考え方
在宅ワークのデスクにありがちな構成を考えてみると、こんな感じになる。
- 外部モニター×1(HDMIかUSB-C)
- キーボード(USB-A)
- マウス(USB-A またはBluetoothレシーバー)
- Webカメラ(USB-A)
- 充電ケーブル(USB-C)
これだけで4〜5口必要になる。でもノートPCのポートは多くても3口前後。そもそもThinkPadやMacBook Airなど最近の薄型モデルはUSB-Cが1〜2口しかないものも珍しくない。
USBハブかドッキングステーションをデスクに一台置くだけで、PC側のケーブルが1本になる。それだけで毎朝の「ケーブル接続儀式」がなくなる。
ただし、解決策を選ぶ前にひとつだけ確認しておきたい点がある。それは、自分のPCのUSB-Cポートが「DP Alt Mode」に対応しているかどうかだ。映像出力ができるかどうかがここで決まる。対応確認はPCのマニュアルかメーカーサポートページで確認できる。
デスク環境全体の整え方については、パソコンデスクおすすめ記事でも詳しく解説している。配線ルートや周辺機器の配置と合わせて参考にしてほしい。
USBハブとドッキングステーションの違い
同じように見えるが、用途がはっきり違う。まず表で整理する。
| USBハブ | ドッキングステーション | |
|---|---|---|
| 形状 | スティック型・小型 | 据え置き型・大型 |
| 接続方法 | USB-Cポートに直挿し | USB-C/Thunderbolt ケーブル1本 |
| ポート数 | 5〜10in1 | 9〜13in1以上が多い |
| 電源 | バスパワー(PC給電)が基本 | ACアダプター付属が多い |
| 価格帯 | 3,000〜10,000円 | 10,000〜30,000円以上 |
| 持ち運び | ◎ 出張・カフェにも | △ 基本は据え置き |
| デュアルモニター | 可能な機種あり(要確認) | 対応品が多い |
| 向いている人 | 端子を増やすだけでいい人 | モニター複数台・安定性重視 |
失敗しない選び方3つのポイント
ポイント1: ポートの種類と数を「今+1〜2年先」で考える
今必要なポートだけで選ぶと、すぐ足りなくなる。マウス・キーボード・カメラの3本に加え、外付けSSD、SDカードリーダー、有線LANを後から足したくなるケースは多い。買うときは「今より2口多め」を目安にするといい。
特に有線LAN(Gigabit Ethernet)は、在宅ワークでZoomやWebexをよく使う人には実用上の差が出る。Wi-Fiが不安定なときに有線に切り替えられるかどうかは、仕事の質に直結する。
ポイント2: 映像出力の方式を確認する(Alt Mode vs DisplayLink)
モニターに映像を出す方法は大きく2つある。
- DP Alt Mode: PCのUSB-CポートがDP Alt Modeに対応していれば動く。ドライバー不要でシンプル。ただし、PCが対応していなければ映像は出ない。
- DisplayLink: ドライバーをPCにインストールして使う方式。Alt Mode非対応のPCでも映像出力できる。Mac M1/M2でのデュアルモニターにも対応できる製品がある。ただし初期設定のひと手間がある。
Macユーザーでデュアルモニター(拡張モード)を使いたい場合は、Alt Modeだけに頼ると思うように動かないことがある。その理由はH2「マルチモニター化したい人向けの注意点」で詳しく説明する。
ポイント3: PD充電は「入力W数 - 本体消費分」で計算する
「PD 100W対応」と書いてあっても、ハブ本体が動くために電力を使う。多くの製品は100W入力時に15W程度を消費するため、PCに実際に流れるのは85W前後になる。MacBook Pro 14インチ以上など大型モデルは96W以上の充電器が推奨されているが、85Wでもバッテリーがプラスになることがほとんどなので実用上は問題ない場合が多い。念のため、使用するPCの推奨充電W数と照らし合わせておくと安心だ。
在宅ワーク向けUSBハブ・ドッキングステーションおすすめ7選
予算別に、コンパクトハブ3点・中級ハブ2点・ドッキングステーション2点を紹介する。スペックはすべて検証済みの公開情報に基づく。
| # | 商品名 | 価格 | in1 | 映像出力 | デュアルモニター | PD充電 | LAN |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Anker 332 (5-in-1) | ¥2,540 | 5 | HDMI 4K@30Hz | × | 最大85W | × |
| 2 | UGREEN Revodok 107 (7-in-1) | ¥3,299 | 7 | HDMI 4K@60Hz | × | 最大100W入力 | ○ 1Gbps |
| 3 | UGREEN Revodok 206 (6-in-1 Dual HDMI) | ¥4,816 | 6 | デュアルHDMI 4K@60Hz | ○ Windows推奨 | 最大85W | × |
| 4 | Anker PowerExpand 8-in-1 | ¥5,290 | 8 | HDMI 4K@60Hz | × | 最大85W | ○ 1Gbps |
| 5 | UGREEN Revodok Pro 210 (10-in-1 Dual HDMI) | ¥5,998 | 10 | デュアルHDMI / 2画面時4K@60Hz | ○ Windows推奨 | 最大85W | ○ 1Gbps |
| 6 | UGREEN Revodok Pro 209 | ¥14,998 | 9 | DisplayLink 4K@60Hz | ○ Mac M1/M2含む対応 | 最大85W | ○ 1Gbps |
| 7 | Belkin Thunderbolt 4 ドック (5-in-1) | ¥25,409 | 5(TB4×4) | デュアル4K@60Hz | ○ TB4ポート必須 | 最大96W | — |
※価格は2026年8月時点の参考価格。実際の価格は各リンク先でご確認ください。
Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1) ── コンパクトで安心の入門モデル

価格: ¥2,540前後 / HDMI 4K@30Hz / PD最大85W / USB-A×2
Ankerブランドで最も手が出しやすい価格帯のハブ。3,000円を切る価格だが、HDMI出力・PD充電・USB-Aポート2口をひとまとめにできる。在宅ワークのスタートセットとして選ぶ人が多い。
映像出力は最大4K@30Hzまで。4K@60Hzには対応していないため、高リフレッシュレートにこだわるなら次の選択肢を見てほしい。ただし、テキスト作業中心のビジネス用途であれば4K@30Hzで十分な場合がほとんどだ。
注意
向いている人: 端子を増やせれば十分・初めてUSBハブを買う・持ち運びも兼用したい
向いていない人: 4K@60Hzが必要・LAN接続が欲しい・SD/microSDカードを使う
※表示価格はAmazonの2026年8月時点の実売価格です。楽天は価格が異なる場合があるため、購入前に両方をご確認ください
UGREEN Revodok 107 USB-C ハブ (7-in-1) ── 3,000円台でLANとSD付き

価格: ¥3,299前後 / HDMI 4K@60Hz / PD最大100W入力 / LAN 1Gbps / SD・microSD
3,300円台でLAN・SDカードスロット・HDMI 4K@60Hzが揃う7in1ハブ。この価格帯でギガビットLANが入っているのは競争力が高い。Zoom会議が多い在宅ワーカーにとって、有線LANへの切り替えは安定性に直結する。
映像出力は4K@60Hz対応で、同価格帯の多くが4K@30Hz止まりなのと比べると画質面でも優位がある。デジカメやドローンのSDカード取り込みをする人にも便利だ。
PD最大100W入力対応は、100W充電器とケーブルの組み合わせが揃っている場合に有効。充電器側も100W以上のものを用意する必要がある点は頭に入れておきたい。
向いている人: テレワーク中心でLANが欲しい・4K@60Hzが欲しい・コスパ最重視
向いていない人: デュアルモニターをしたい・Ankerブランドにこだわりがある
※表示価格はAmazonの2026年8月時点の実売価格です。楽天は価格が異なる場合があるため、購入前に両方をご確認ください
UGREEN Revodok 206 USB-C ハブ (6-in-1 Dual HDMI) ── Windowsのデュアルモニターを5,000円で実現

価格: ¥4,816前後 / デュアルHDMI 4K@60Hz(2画面同時) / PD最大85W
HDMIポートが2つある珍しいコンパクトハブ。5,000円以下でデュアルモニター接続に対応している点が最大の特徴だ。Windowsユーザーのサブ画面追加コストとしては現実的な選択肢になる。
2画面同時出力は最大4K@60Hzに対応。1画面のみで使う場合は最大8K@30Hzまで対応している(スペック上の最大値)。
Macユーザーへの重要注意
向いている人: Windowsでデュアルモニターを低コストで試したい・コンパクトにまとめたい
向いていない人: Macでデュアルモニター拡張モードを使いたい・有線LANが必要
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Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C ハブ ── 10Gbps転送速度がほしい人向けの中級機

価格: ¥5,290前後 / HDMI 4K@60Hz / PD最大85W / LAN 1Gbps / USB 3.1 Gen2(10Gbps)
8ポートにLAN・SD/microSD・HDMI 4K@60Hzをまとめた中級ハブ。Ankerの信頼性に加え、USB 3.1 Gen 2対応のUSB-CポートとUSB-Aポートがそれぞれ搭載されており、最大10Gbpsのデータ転送が可能な点が特徴だ。外付けSSDを使う人には特に有利に働く。
モニター出力は1画面のみ(デュアルモニター非対応)。それよりも「転送速度と安定性を上げたい」「Ankerブランドで揃えたい」という人向けのポジションだ。
Anker Japan直営出品のため、国内サポートが受けやすいのも安心材料になる。
向いている人: 外付けSSDを頻繁に使う・10Gbps転送が欲しい・Ankerブランドへの信頼がある
向いていない人: デュアルモニターを使いたい・できるだけ安く済ませたい
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UGREEN Revodok Pro 210(型番15534) USB-C ハブ (10-in-1, Dual HDMI) ── デュアル4K@60Hz対応、LANとSDカードも1台に

価格: ¥5,998前後 / デュアルHDMI 2画面時4K@60Hz / PD100W入力(PCへは最大85W) / LAN 1Gbps / SD・microSD
デュアルHDMIに有線LAN、SD/microSDカードリーダーまで1台に載せた10-in-1。5,000円台でこの構成が揃うのは珍しい。2画面同時に出しても両方4K@60Hz、HDMIを1つだけ使う場合は最大8K@30Hzまで対応する。
ポート構成はHDMI×2・USB-C(データ)×1・USB-A 3.0×1・USB-A 2.0×2・PD充電用USB-C×1・SD・microSD・1Gbps LANの10ポート。USB-CとUSB-A 3.0は最大5Gbpsだが、残りのUSB-A 2.0は2口とも480Mbpsなので、外付けSSDのように速度が要る機器はUSB-A 3.0かUSB-C側に挿す前提になる。映像が出るのはHDMIの2ポートだけで、データ用のUSB-Cから映像は出せない点も購入前に押さえておきたい。
UGREEN Revodok Pro 209との違いに注意
向いている人: Windowsでデュアルモニター・LAN・SDカードを1台に集約したい・2画面でも4K@60Hzが欲しい
向いていない人: Macでデュアル拡張モードを確実に使いたい・USB-C接続のモニターに映像を出したい・USB-A機器を3つとも高速で使いたい
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ここまでで気づいた人もいるかもしれないが、1万円以下でデュアルHDMIに対応するのはUGREEN Revodok 206(3位・¥4,816)とUGREEN Revodok Pro 210(5位・¥5,998)の2台になる。どちらもDP Alt Mode方式で2画面に出力する点は同じで、違うのは「有線LAN」「SD/microSDカードリーダー」「ポート総数」の3つ。206は6-in-1でHDMI×2とUSB-A/USB-Cの基本構成のみ、210は10-in-1でLANとカードリーダーが加わる。2画面出力だけ安く済ませたいなら206、在宅ワークで有線LANも使いたい・SDカードで写真や資料をよくやり取りするなら210、という選び分けでいい。差額は1,200円ほどなので、LANかカードリーダーのどちらか1つでも使う予定があるなら210のほうが結局は安く済む。なおMacで拡張モードを使いたい場合は、どちらも条件を満たさない点は同じだ。
UGREEN Revodok Pro 209 ドッキングステーション ── Mac M1/M2でもデュアルモニター拡張が使える

価格: ¥14,998前後 / DisplayLink搭載 / デュアル4K@60Hz(Mac M1/M2対応) / LAN 1Gbps / USB-C 10Gbps×2
この製品の最大の差別点は、DisplayLinkチップを搭載している点だ。Mac M1/M2チップ搭載のMacBookでもデュアルモニターを拡張モードで使えるようになる。
ポート構成はHDMI×2・DP×2・USB-A 3.2×2・USB-C 10Gbps×2・USB-C PD×1・LAN×1と充実している。電源アダプターが別途必要な点は注意が必要だが、ACアダプターありのドック仕様のため電力が安定しており、USB機器をたくさん挿しても電力不足が起きにくい。
DisplayLinkドライバーのインストールが必要
向いている人: Mac M1/M2でデュアルモニター拡張モードを確実に使いたい・在宅デスク固定で据え置き運用
向いていない人: 持ち運んで使いたい・ドライバーインストールなしでシンプルに使いたい・予算1万円以下
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Belkin Thunderbolt 4 ドッキングステーション (5-in-1) ── Thunderbolt 4対応PCの最終形

価格: ¥25,409前後 / Thunderbolt 4×4(40Gbps) / デュアル4K@60Hz / PD最大96W / 150W電源付属
Thunderbolt 4ポートを4つ備えた据え置きドック。40GbpsのThunderbolt 4接続により、外付けNVMe SSDやThunderboltディスプレイを最大限の速度で使える。デュアル4K@60Hzのモニター出力と96W PDを同時に提供し、150W電源ユニットが付属する。
Thunderbolt 4対応PCに接続すればケーブル1本でデスク環境全体が整う設計だ。デイジーチェーン接続で最大6台まで接続できる点も拡張性として優れている。
【重要】Thunderbolt 4ポート必須
向いている人: Thunderbolt 4対応のMacBook ProまたはWindowsノート使用・最高水準の接続環境を求める・デスク固定で毎日使う
向いていない人: USB-C Alt Mode止まりのPC使用・予算2万円以下・持ち運んで使いたい
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価格帯別まとめ
5,000円以下: 端子を増やすだけでOKな人向け
モニター1台に接続してUSB機器を2〜3つ使いたいだけなら、この帯域で十分。
- Anker 332(¥2,540): シンプルに5ポート欲しいだけ。4K@30Hzで割り切れる人向け
- UGREEN Revodok 107(¥3,299): 4K@60Hz + 有線LANまで欲しい場合のコスパ重視の有力候補
- UGREEN Revodok 206(¥4,816): Windowsでデュアルモニターを試してみたい(Macは要注意)
5,000〜15,000円: 仕事の質を上げたい人の現実解
在宅ワーカーの多くが落ち着く価格帯。LAN・高速転送・PD充電をセットで解決できる。
- Anker PowerExpand 8-in-1(¥5,290): 10Gbps転送 + Ankerの安定性
- UGREEN Revodok Pro 210(¥5,998): WindowsでデュアルHDMI・LAN・SDを1台に。2画面時4K@60Hz対応
- UGREEN Revodok Pro 209(¥14,998): MacのデュアルモニターならDisplayLinkが一番確実
15,000円以上: PCを最大限に使い切りたい人向け
Thunderbolt 4対応のPCを持っているなら、専用ドックがケーブル管理の最終解になる。
- Belkin Thunderbolt 4(¥25,409): Thunderbolt 4 PCなら性能を余さず使える。コード1本でデスク完成
デスク環境そのものの整え方を見直したい場合は、スタンディングデスクおすすめ記事でデスク選びの考え方も紹介している。
マルチモニター化したい人向けの注意点
デュアルモニターの実現方法は「Alt ModeのMST」か「DisplayLink」の2択になる。違いを整理しておく。
Alt ModeのMST(マルチストリーム転送)
DP Alt Modeに加え、PCがMST(Multi-Stream Transport)に対応している場合に複数のモニターへ映像を分割して送れる方式。Windowsの比較的新しいノートPCでは対応しているものが多い。ただし、Apple SiliconのMacはmacOSレベルでMSTを制限しているため、この方式でのデュアルモニター拡張は動かないケースがある。
DisplayLink
ハブ/ドック側にDisplayLinkチップが入っており、USB経由で映像データを圧縮して送る方式。PCのOS制限に影響されにくく、Mac M1/M2でもデュアルモニター拡張モードが使える。専用ドライバーのインストールが必要だが、設定後は安定して動作する。UGREEN Revodok Pro 209がこの方式を採用している。
マルチモニター環境でモニターの高さ調整も必要な場合は、モニター台おすすめ記事やモニターアームおすすめ記事も合わせて確認してほしい。ハブとアームをセットで揃えると配線整理もスムーズになる。
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ハブで映像出力できたら、次はモニターの高さと角度を整える。アームと一緒に使うと配線ルートもまとまりやすい。
よくある質問(FAQ)
Q. ハブをつないだらPCの充電が遅くなった・充電できなくなった
よくある原因は2つ。①ハブのPD出力W数がPC側の要求を下回っている。②充電器のW数が足りない。多くのハブは最大85W給電だが、100W充電器を接続していても「充電器100W − ハブ本体消費15W = PC側85W」という計算になる。MacBook Proなど大型機は96W以上を推奨しているが、85Wでも多くの場合バッテリーは増えていく。充電が遅い・減っていくと感じる場合は、接続している充電器のW数を確認してみるといい。
Q. MacとWindowsの両方で使えるか
基本的なポート機能(USB-A・USB-C・LAN・SDカード)はほとんどの製品でMac/Windows両対応。映像出力はPCのDP Alt Mode対応状況次第。DisplayLink搭載製品はドライバーをMac/Windows各OS版でインストールすれば両対応できる製品が多い。Thunderbolt 4ドックはMacBook Pro・対応Windowsノート両対応だが、PCにThunderbolt 4ポートが必要という条件は変わらない。
Q. 安いハブで映像出力できるか
できる。ただし条件がある。PCのUSB-CポートがDP Alt Modeに対応していること、そしてハブ側がHDMI出力ポートを持っていること。この2条件を満たせば、3,000円前後のAnker 332でもHDMI映像出力は動く。映像出力できない場合は、ほぼPCのAlt Mode非対応が原因。ハブのせいではないことが多い。
Q. Thunderbolt 4ドックはUSB-CノートPCでも使えるか
接続はできるが、Thunderbolt 4の性能(40Gbps・デュアル4K@60Hz)は発揮できない。USB-C(Alt Modeのみ)のPCでは転送速度やモニター出力が制限される。Thunderbolt 4ドックを買うなら、PCのスペック表を見てThunderbolt 4またはUSB4の記載があることを事前に確認してほしい。
Q. ハブを使うと動作が重くなることがある
USB機器を大量に接続するとバスパワー不足が起きることがある。特にACアダプターなしのバスパワーハブで外付けHDDを使う場合は電力が足りなくなりやすい。外付けHDDや電力を多く使う機器を接続する場合は、電源付きのドッキングステーションを選ぶほうが安定する。
Q. 電源(ACアダプター)が必要な製品はどれか
今回の7製品のうち、外部電源を前提にしているのはUGREEN Revodok Pro 209とBelkin Thunderbolt 4ドックの2台。Belkinは150W電源ユニットが付属し、Revodok Pro 209は100W級のPD充電器を別途用意する必要がある。残る5製品(Anker 332・UGREEN Revodok 107・UGREEN Revodok 206・Anker PowerExpand 8-in-1・UGREEN Revodok Pro 210)はPCから電力をもらうバスパワー式で、マウス・キーボード・USBメモリのような消費電力の小さい機器なら問題なく動く。バスパワー駆動の外付けHDD/SSD、複数モニターへの映像出力、PCの急速充電を同時にこなす使い方なら、電源を持つドック側のほうが安定する。
Q. USB-CとUSB-A、どちらを選ぶべきか
PC側の接続はUSB-Cで考えるのが基本。2020年前後以降のノートPCはUSB-C(Thunderbolt/USB4を含む)を備えたモデルが多く、ハブもUSB-C接続が前提になっている。一方で、マウス・USBメモリ・プリンターなど周辺機器側はUSB-Aのままのものが今も多い。今回の7製品はいずれもUSB-A出力を持っているが、口数には差がある。Anker 332・Revodok 107・Revodok 206・PowerExpand 8-in-1・Revodok Pro 209がUSB-A×2、Belkin Thunderbolt 4ドックはUSB-A×1。今回で最も口数が多いのはUGREEN Revodok Pro 210で、USB-A 3.0×1とUSB-A 2.0×2の計3口ある(ただし2.0の2口は480Mbpsなので、外付けSSDのような高速機器を挿す口は実質1つ)。USB-A機器を3つ以上つなぐ予定なら、口数と速度を先に数えてから選ぶと失敗しにくい。
まとめ: 用途別おすすめの選び方
7製品を用途別に整理するとこうなる。
- 「とりあえず端子を3〜4口増やしたい」 → Anker 332(¥2,540)。シンプルに価格最安。
- 「LAN付きで4K@60Hzも欲しい・コスパ最優先」 → UGREEN Revodok 107(¥3,299)。この価格でLAN+4K@60Hzはこの価格帯ではトップクラス。
- 「Windowsでデュアルモニターを安く試したい」 → UGREEN Revodok 206(¥4,816)。ただしMacは事前確認を。
- 「外付けSSDを速く使いたい」 → Anker PowerExpand 8-in-1(¥5,290)。10Gbpsが強み。
- 「Windowsでデュアル + LAN + SD を1台にまとめたい」 → UGREEN Revodok Pro 210(¥5,998)。2画面でも4K@60Hz対応。
- 「Mac M1/M2でデュアルモニター拡張モードを確実に使いたい」 → UGREEN Revodok Pro 209(¥14,998)。DisplayLink搭載。
- 「Thunderbolt 4 PCで最高の接続環境を作る」 → Belkin Thunderbolt 4(¥25,409)。ケーブル1本でデスク完成。
USBハブひとつで、毎朝のケーブル抜き差しが消えてデスクの配線がまとまる。小さな投資で在宅ワークの快適さが変わる。